主題(主の祈り)
ヘルムート・ティーリケ博士(--元ハンブルグ大学学長--「主の祈りー世界をつつむ祈り」新教新書--”われらの父よ”と言うことなどわれわれには到底出来ないのだ!--ただ一つの条件の下でだけ、われわれも父を呼ぶことが或いはできるであろう--イエスは美辞麗句を連ねた形式的な言葉を廃し、素直な心で祈ることを教えられたのです--祈りにおいてたいせつなことは、われわれがある特定の懇願を申し述べるということではなく、われわれが父なる神と結ばれ、人格的な交わりに入ると言うことである。ただ、心から『愛する天の父よ』と言うだけであっても、すでに祈りのたいせつな点は満たされているのである--) 主の祈りさえ祈っていればいいということになります(--唱えるのではなく、一句一句をじっくり噛み締めながら祈ることによって、自分と神との関係が非常に近いものと変えられるのです--)
ダグ・ハマショールド(--「道しるべ」みすず書房--危険を予感しつつ、過ぎ去った事柄については、後悔したり、恨みがましく思ったりしないで、万事を益としてくださる神に委ねて、すべて感謝する。これから起ころうとすることは、どんなことでもOK、というあり方--) うまく祈れるか、どうかは問題ではありません。イエスさまは、なんとありがたいことでしょう!どんなに小さい子どもでも祈れる単純で完璧な祈りを教えてくださったのです。
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