父の御心を行う(--平和を作り出すということにつながる--)
鈴木和男牧師(--「説教者のための聖書注解、マタイによる福音書」、日本基督教団出版局--「わたしの――」という所有格が重大である。教会の存在のいっさいは、この、「わたしの――」と言われるイエスにかかっている。「ここに、わたしの母、わたしの兄弟がいる」といい、「これが、わたしの兄弟、また姉妹、また母」と言われたイエスのこの一語は、「外に立つ者ら」(これは46節にある、同じ輪の中にいない、外に立っていたものたち、わたしは別だよ、とみんなから離れて立っていた人たちのことです--)
平野美津子(--「たくさんの愛をありがとう」日本基督教団出版局--夫・達郎が悪性の脳腫瘍で突然倒れた時から、私たちの家族関係は変わったのではないでしょうか。「戦友」という言葉はちょっと大げさかもしれませんが、子どもたちとは、楽しさ、うれしさ、暖かさばかりでなく、悲しさや辛さや悔しさすべてを分かち合う仲間になりました--"お父さんを天に送るという悲しい出来事なのですけれども、にもかかわらず、病気の最中でも、笑いの絶えない家族だったそうです。そして、みんなで一つのものを見ているときに、そうだ、そうだと支え合いながら、お父さんが天に帰ったとしても、この笑いは、失わないようにしようね、とみんなで話し合ったそうです"--)
血縁(--兄弟姉妹、あるいは家族というとき、血縁だけが、家族なのだと考えると、とたんに、関係が冷えてしまいます。家族なのに……という甘えが生まれて、一人ひとりが見えなくなってしまいます。家族であるという前に、一人の人間であるということを知って、そのことを受け止めると、もう少し理解が進むのではないでしょうか。逆に、また、家族でなくても、血縁ではなくてもイエス様と一緒に、その人と一緒に立とうとするときに、イエス様が、わたしの兄弟、わたしの姉妹と言ってくださいます--)
平和(--戦争がないことだけを平和と言っているのではなくて、神様の前の平和が必要です--)
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