2004/12/19
「インマヌエルの神」 イザヤ 7: 10〜14
(MP3)
インマヌエル(--神ともにいます--)
アーメン(--信じ続ける--)
阿波根 昌鴻"あはごん しょうこう"(--日本の平和運動家。戦後の沖縄県で米軍強制土地接収に反対する反基地運動を主導した。--絶対無抵抗平和運動--)
榎本恵(めぐみ)牧師(--アシュラム運動--「負けて勝とは」日本基督教団出版局--阿波根さんは干ばつの年アダンの木を植えていた。--「運が良ければ生きるよ」--これが戦争の後始末--大自然の前で人間はその無力さをさらけ出す。干ばつも暴風も火山の爆発も残念ながらそれらを解決するすべを私たちは持っていない。自然の猛威を目の前にして私たちはひたすらそれの早く過ぎ去らんことを祈るのみだ。しかし、はたして人間は本当に無力なのだろうか・ 不安とあきらめとして慰めだけがそのすべてなのだろうか。いや、決してそうではない。阿波根さんの言葉が静かにだが力強く響いてくる。おそらく今度植えたアダンの木も半数以上は枯れてしまうに違いない。しかし、その枯れた後をまた同じように次の年も、次の年も植え続けるのだ。淡々と「運が良ければ生きるだろう」と、なんと気の遠くなる。しかし、それでいて崇高な行為だろう。そんな繰り返しがあの大きな森を作り上げ。大自然の摂理の中に人間の営みを生み出す。--)