2002/09/08
「おしまず施す」 マルコ 14:1〜9
(MP3)
主題(奉仕する共同体) 江藤澄賢(えとう ちょうけん 大本山清浄華院”しょうじょうけいん” 「名僧インタビュー」 --四苦八苦は仏教用語--欣不得苦”求めて得られざる苦しみ”--不欣自得”求めずして自ら得る”--あまり求めすぎると今はやりのバブルとなる--誰もが持つ”三煩悩”--抑えられなければ地獄に落ちる--これが仏教の教えだ--忍耐、辛抱とは消極的なものではない--) 情報により掻き立てられる欲望の現代に振り回されている私たち(健康番組に象徴される--あなたにはこれが足りない、こうすればもっとよくなる--) パウロ(--エルサレム教会が貧しいので募金活動した--惜しまず差し出す”神に感謝するから惜しまない”--惜しむ私たちに対する言葉--) 足るを知る 松本実道(まつもとじつどう 奈良西大寺--今の人はほしいものが手に入らなければダメと思ってしまう--ある信者さんが友達を三十年ぶりに訪ねたら半身不随で寝たきりになっていました--その友達が「死んでもいいから自分で風呂に入りたいといった」--大地主であるこの友達がこんなことをいうなんてと感じ--自分が毎日風呂に入れるありがたさに気づいた--) 礼拝に参加できることにまず感謝(--私に足りないというより、まず感謝--これが奉仕の出発点です--) 本田哲郎神父(「小さくされた人への福音」--小さくされた人にわかる言葉で福音を語る--惜しんで少ししか種をまかなければ収穫も少しで、気前よくたっぷり種をまけば収穫もたっぷりだということです--泣き泣きやるとか、強いられてやるとかでなくて、一人一人がこうしようと心に決めた通りにやることです。神は快く差し出す人を大切になさるからです。--すべての点で自立していられ、どんなことも親身にかかわることができるようになるものです。--聖書には次のように書いてあります--彼は懐を空にして乏しい人たちに差し出した。彼の開放をもたらす働きは永遠に続けられる。種まくものに、種と食事のパンを提供される方はあなたたちがまく種を提供し、それをいっぱいに増やしてあなたたちの開放の実りを大きくされます--神への感謝が大きくなるにつれて、それ自体さらに充実して行くものです--自ら神を輝かせます--)