2001/12/09
「主の怒りを聞け」 エレミヤ書 36:1〜10
(MP3)
アーネスト ゴードン(--「クワイ河収容所」 (ちくま学芸文庫)--ミャンマーの日本軍強制収容所で日本軍人が英国捕虜に質問した--” それなら尋ねるが神はどうして沈黙したままなのだ。天国とかありもしないとこにいて大きな白い雲の玉座に鎮座ましましているだけで何もしないんだ。”ダステーはしばらく考えていた。それからこう言った”きっと何か、今もきっと何かなさっているんです。人間はそれを受け入れなければならない”) 預言者エレミヤ(--悲劇の預言者”悲劇の中にありながら希望を伝えた”--イスラエルが捕囚の時代を迎える前後の預言者--”神の裁きが近づいている。悔い改めて”--王を始め誰も聞かなかった--主戦派に降伏を勧めたが拒否され命まで狙われた--) 預言者が二人いた場合(--自分に都合のいいことを言ってくれる方を選んでしまう--) エレミヤの主張(--神はお怒りになるだけでなく後の事も用意してくださっている--) 苦難と混沌の中に生きる者の信仰(--神様はきっと何か、今もきっと何かなさっているんです--イエスキリストが十字架上で叫んだ言葉”わが神、わが神どうして私をお見捨てになったのですか”このような状況の中でも”わが神、わが神”と呼び続けた。今も何かをしておられると信じて呼びかけた--今は苦しいが必ず助けてくださることを信じる”死は結果ではない”--) 金大中事件(”キムデジュン”きんだいちゅう--大韓民国(韓国)の政治家で、のちに大統領となる金大中が、韓国中央情報部(KCIA)により日本の東京都千代田区のホテルグランドパレス2212号室から拉致されて、ソウルで軟禁状態に置かれた”死の危険もあった”--この後解放され自力で自宅に戻った。直後に自宅で記者会見を行った際、日本人記者団に対して解放された直後の心境を、「暗闇の中でも尚明日の日の出を信じ 地獄の中でも尚神の存在を疑わない」と日本語でメモに記した。--1983年1月1日の新聞に発表した手記より--私が生きてきたこの九年五か月を回顧するときランゲンの運命の数奇さというものが改めて実感されます。拉致、監禁、死刑宣告、監獄生活など人間実存の限界状況の中で翻弄されて来たわたし。しかし人間の知恵を超越する運命の主催者の御手は私を物理的に支配していた人たちの計画を顔色なからしめた。死と苦難の時においてもいつも私と一緒におられ、私を精神的、身体的ともに激励、救援されたイエスキリストが皆さんに特別な祝福をくださるよう祈っています。キリストは私たちキリストを信じる者の為ばかりではなく全人類のためにこの世に来られました。--)