1998/07/05 「誇りを奪われる神」 使徒言行録 11:1〜18 (MP3)                 
今日の主人公(失うことを強制された人 ペトロ) ペトロ(幻を見た”穢れたものは食べたくない”生理的拒否感が人を差別することまでつながる 清いもの清くないものを人間が判断する必要がない 異邦人”全世界”のところに行くことを示された ペトロ自身が変えられた”捨てざるを得ない状況おかれた”) ルカによる福音書の特徴(全てはエルサレムから始まる) (--得ることが大切にされる社会の中で失うことを大事にしてゆきたい--隣人を愛するとは自分の時間を失うことかもしれない、煩わしさを振りかぶることかもしれない--失うことを喜ぶものとなりたい--与えられた自由の中で失うことを選び取ってゆく--) 主は洗礼を受けた人だけを救われるということはない(全ての人を救われる) 良寛(裏を見せ表を見せて散るもみじかな)

1998/07/12 「認められた喜び」 エフェソ 4:17〜32  (MP3)                 
主題(新しい人間) ありがとうございました(なかなか良いタイミングで言えない) 外人宣教師と結婚を決意した娘(その後--娘が生まれ両親のサプライズを計画していた--いい家庭が出来ていたのだ感謝した) コヘレト(あなたのパンを流れの中に投げ入れなさい) マルコによる福音書の特徴(弟子たちがいかにピントはずれのことをしていたかを書いた) バルテマイ(完全に無視されていた人 呼ばれた人間”新しい人間、喜んでイエスに駆け寄った” あなたの信仰があなたを救った”聖句をどれだけ知っているか、教えをどれだけ知っているかは問題でない”) 雑誌あけぼの(「心を伝える女達」 マザーテレサを支える会 マーガレットクリス”--病気には治療の薬がある--孤独であったりのぞまれない人々には治療の薬はない”愛しかない”--食べ物を包装紙で包みゴミ箱に入れておく”恩着せがましい愛を押し付けない”--看護されている人の中にイエス様を見つける--平和は微笑みの中から生まれる--)

1998/07/19 「矛盾の受容」 ローマ 8:1〜11  (MP3)                 
法然上人(南無阿弥陀仏 念仏を続けられなくなったらどうしたらいいのでしょう --”目の覚めたらんほど念仏したまえ”目が覚めたとき念仏しなさい、寝いときは寝ていい--) ローマの信徒への手紙(--パウロの自己矛盾を表している--イエスによって解放されている--努力では真理に到達できない--) よい子を演じさせられていると限度がある(人の目が気になる) 行によって救いは完成されない 井上洋治神父(--キリスト者の信仰生活というものは他人のまなざしを気にしながら生きることから神のまなざしのもとにのみ生きるへとわずかでも傾斜してゆくことにある--) 愛犬”チコ”からいつも従順を学ばされている(人の言葉を心で聴いている) 信仰の姿勢(おい--はい--どうぞ) 森有生(--誰にも言えない恥ずかしい失敗のとき、そこが神との出会いの時です--) 詩人の佐々木幹郎(--山を下るときに一切が肯定されているのを感じた--)

1998/07/26 「全体の益となるため」 コリントT 12:4〜11  (MP3)               
大江健三郎(--狂気なしでは偉大な事業は成し遂げられないと申す人がおります。それは嘘であります。狂気によってなされる事業は必ず荒廃と犠牲を伴います。真に偉大な事業は狂気に捉えられやすい人間であることを人一倍自覚した人間的な人間によって誠実に執拗に地道になされるものです。--”パウロはそのような人間です”) コリント教会(パウロが生み出した教会 問題の多い教会であった 異言や預言を語る人”聖霊が働いた人と評価され、これがないといけないという風潮が出来つつあった”パウロはこれをたしなめた。洗礼を受けている人は聖霊の働きだからみな同じだと書き送った”上下の区別があってはならない”) 犬養美智子(「人間の大地」 --与えられ助けられたのは私であった--人間は縁の動物である--赤の他人と思い込んでいた他人がこの自分よりちょっぴり大事になった時その人は宗教の人である。信仰の人である--自分の利益だけの祈願などは宗教ではない。単なる利己主義である--) 宗教の語源は他者もろもろとの付き合いからきている ラルシュ共同体(ケリム少年頭をたたく自傷行為を十二年続けた” 健常者とは、共に生活することの実に難しい人たちだ) ルドルフウォレン(「聖霊論的志向と実践」 --新しく生まれるとは見えなかったものが見えるようになることです--私どもとともに何かがなされる--) クリスチャンは普通の人であってよい


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